現代語訳 最澄全集

ゲンダイゴヤク サイチョウゼンシュウ

現代語訳 最澄全集  第三巻

権実諍論篇 2  

大竹晋 訳

発売日 2021/05

判型 A5判   ISBN 978-4-336-07071-5

ページ数 529 頁   Cコード 3015

定価 8,360円 (本体価格7,600円)

シリーズ: 現代語訳 最澄全集 (ゲンダイゴヤク サイチョウゼンシュウ)
伝教大師千二百年大遠忌を記念して、全巻同時刊行。おおむね真作と裏づけられる最澄の著作を、各篇ごとに執筆年代順に収録する、本邦初の現代語訳全集。

【内容紹介】

 本巻には、
 ・徳一『中辺義鏡』に対し天台宗の『法華経』解釈の優越を示す『守護国界章』巻中、
 ・徳一『中辺義鏡』に対し一乗の真実なることと『法華経』の実教なることとを示す『守護国界章』巻下、
を収める。本巻をもって『守護国界章』は完結。
 徳一と最澄、仏意にかなうのは、はたしてどちらか。

【著者紹介】

大竹晋 (オオタケススム)

1974年、岐阜県生まれ。筑波大学卒業。博士(文学)。
現在、仏典翻訳家。

【著書】『宗祖に訊く』『大乗起信論成立問題の研究』『大乗非仏説をこえて』『セルフ授戒で仏教徒』(以上、国書刊行会)、『唯識説を中心とした初期華厳教学の研究』『元魏漢訳ヴァスバンドゥ釈経論群の研究』(以上、大蔵出版)、『「悟り体験」を読む』(新潮選書)、『悟りと葬式』(筑摩書房)、『仏のなりかた』『菩薩は女性を愛せるか』(以上、春秋社)など。
【訳書】『十地経論Ⅰ・Ⅱ』『大宝積経論』『能断金剛般若波羅蜜多経論釈 他』『法華経論・無量寿経論 他』(以上、『新国訳大蔵経』大蔵出版)、『現代語訳 最澄全集』全四巻(国書刊行会)など。