チワキニクオドルニンキョウエイガ

血湧き肉躍る任侠映画

永田哲朗 著

発売日 2021/01/25

判型 A5判   ISBN 978-4-336-06562-9

ページ数 576 頁   Cコード 0074

定価 5,280円 (本体価格4,800円)

【内容紹介】

任侠映画はガマン劇といわれる。悪党どもの暴虐にギリギリまでガマンする。あそこまでやられたらやり返すのが当たり前、ぶっ殺すしかないんだと共感させる。憤怒のため高倉健がドスを振う時、大衆は喝采し、その背に声援を送るのだ。
極悪非道に立ち向かうのは、社会から放り出されたはぐれ者たち。我慢に我慢を重ねる民衆に代わり、見るに見かねて手を下す。そこに人々は共感をおぼえたのである。
昭和の男達を魅了した任侠映画900本。戦前から任侠映画を見続けた著者が、その源流から爛熟期まで、名優から極悪非道を演じた名悪役まで。とびきり面白い任侠映画の魅力を語り尽くす。

【著者紹介】

永田哲朗 (ナガタテツロウ)

昭和6年、北海道出身。昭和30年早稲田大学法学部卒。双葉社を経て、45年出版ビジネス、50年永田社設立。月刊誌『旅と酒』『おとこの読本』『熱血小説』『マル秘桃源郷』『焼酎』。書籍『経絡の原典』『現代ビジネストレンド』等発行。著書『殺陣──チャンバラ映画史』『日本映画人改名・別称事典』『戦後ヤクザ抗争史』等、共著『全学連各派』『右翼事典』『時代小説のヒーローたち』等、監修『日本劇映画総目録』。チャンバリストクラブ創立。