未来の文学

アイナンテクセックスノカキマチガイ

愛なんてセックスの書き間違い

ハーラン・エリスン 著
若島正/渡辺佐智江 訳

発売日 2019/05/24

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-05323-7

ページ数 368 頁   Cコード 0397

定価 2,592円 (本体価格2,400円)

シリーズ: 未来の文学 (ミライノブンガク)
失われたSFを求めて――60~70年代の幻の傑作SF、その中でも本邦初紹介の作品を中心に厳選したSFファン待望の夢のコレクション。「新たな読者の視線を浴びるとき、幻の傑作たちはもはや幻ではなくなり、真の〈未来の文学〉として生まれ変わるだろう」(若島正)

【内容紹介】

アメリカSF界のレジェンド、カリスマSF作家
ハーラン・エリスンはSF以外の小説も凄い!
犯罪小説を中心に非SFジャンルの初期傑作を精選、
日本オリジナル編集・全篇本邦初訳でおくる
暴力とセックスと愛とジャズと狂気と孤独と快楽にあふれた
エリスン・ワンダーランド!

「父さんのこと、殺す」痩せた少年の緑色の瞳は飢えたようだった……孤独な男と孤独な少年の出会いを痛切に描く「第四戒なし」、成功した作家が体験するサイケデリックな彷徨譚「パンキーとイェール大出の男たち」、閉ざされた空間に幽閉される恐怖を華麗な筆致で綴る「盲鳥よ、盲鳥よ、近寄ってくるな!」、〈ジルチ〉がある小説を書け!と命じられた新人作家の苦悩とは? 爆笑のポルノ小説「ジルチの女」、ギャング団潜入取材を元に書かれた「人殺しになった少年」、グルーヴィな筆致が炸裂するエリスン流ジャズ小説「クールに行こう」など、カリスマSF作家エリスンによる犯罪小説・ポルノ小説・ジャズ小説・ハードボイルドといった非SFジャンルの初期傑作を精選した日本オリジナル短篇集(全11篇、すべて本邦初訳)。

【著者紹介】

ハーラン・エリスン

1934年オハイオ生まれ。56年にデビュー。鮮烈な暴力描写、華麗な文体に熱狂的なファンを持つSF界のカリスマ。シナリオライター、批評家としても活躍。67年、アンソロジー『危険なヴィジョン』を編纂、アメリカにおけるニュー・ウェーヴ運動を牽引した。代表作に『世界の中心で愛を叫んだけもの』(71)、Deathbird Stories(75)など。

若島正 (ワカシマタダシ)

1952年生まれ。京都大学大学院修了。京都大学大学院文学研究科教授。著書に『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、第55回読売文学賞随筆・紀行賞受賞)、『乱視読者の帰還』(みすず書房、平成14年度本格ミステリ大賞評論・研究部門受賞)、訳書にナボコフ『ロリータ』(新潮社)、『透明な対象』(国書刊行会、共訳)、スタージョン『海を失った男』(晶文社、編訳)など。

渡辺佐智江 (ワタナベサチエ)

翻訳家。訳書にリチャード・フラナガン『グールド魚類画帖』(白水社)、アルフレッド・ベスター『ゴーレム100』(国書刊行会)、アーヴィン・ウェルシュ『フィルス』(パルコ出版)、共訳書にレム・コールハース『S,M,L,XL+』(筑摩書房)、パトリック・ロスファス『キングキラー・クロニクル第Ⅰ部 風の名前』(早川書房)など多数。