メイジタイショウショウワショキニホンポスターシダイズカン

明治・大正・昭和初期 日本ポスター史大図鑑

田島奈都子 編著
函館市中央図書館 編纂協力

発売日 2019/08/31

判型 A4判   ISBN 978-4-336-06308-3

ページ数 400 頁   Cコード 0672

定価 13,200円 (本体価格12,000円)

【内容紹介】

明治期に海外から流入した広告ポスターは、我が国において即座に受容され、独自の発展を遂げた。戦前期の美人画ポスターにみられるように、印刷技術の発展と共に芸術品並みの作品が制作されるようになり、さらに経済活動の発達と共に代表的な広告メディアとして発達し、さらには戦争期の国威発揚ための大きな宣伝手段へと至った。
ポスターは広告物として消費されてゆくため、その価値はこれまで長く顧みられることなく一部の好事家の興味を引くだけであったが、近年その芸術的価値、また社会史的研究の対象としての意味が大きくクローズアップされている。
我が国屈指のポスターコレクションを誇る函館市中央図書館の蔵品を主に、そのような日本のポスター文化を類書にない規模で懇切な解説を加え紹介し、ヴィジュアルな基礎資料を提供する画期的大図鑑。

【著者紹介】

田島奈都子 (タジマナツコ)

筑波大学大学院芸術学研究科博士課程満期退学。青梅市立美術館学芸員。
主な編著書に『明治・大正・昭和お酒のグラフィティ サカツ・コレクションの世界』(国書刊行会)、『プロパガンダ・ポスターにみる日本の戦争 135枚が映し出す真実』(勉誠出版)など。

函館市中央図書館 (ハコダテシチュウオウトショカン)