ヒョウデン タバタマサジ

評伝 田畑政治

オリンピックに生涯をささげた男  

杢代哲雄 著

発売日 2018/06/22

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-06267-3

ページ数 292 頁   Cコード 0023

定価 1,430円 (本体価格1,300円)

【内容紹介】

2019年NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の主人公・田畑政治の熱い生涯!

戦前・戦後と日本のスポーツ界の発展に尽力し、1964年の東京オリンピック招致を成功に導いた田畑政治。その最も身近に接してきた著者が、『田畑政治オリンピック回想録』出版に向けて田畑政治みずからが語った原稿を元に、オリンピックに生涯をささげたその熱い生きざまを描く。

◆田畑政治とは……
1898年(明治31)静岡県生まれ。新聞記者、水泳指導者として活動し、1932年ロサンゼルスオリンピックで水泳監督を務めた。1939年、大日本水泳連盟理事長、1947年には日本水泳連盟の会長に就任。1956年メルボルンオリンピックでは日本選手団団長を務める。戦後、東京へのオリンピック招致を訴え、招致活動の中心人物として活躍、東京開催が決定すると、その組織委員会の事務総長に就任し、開催に向けて活動した。1973年~1977年には日本オリンピック委員会(JOC)委員長を務めた。

【著者紹介】

杢代哲雄 (モクダイテツオ)

1927年東京生まれ。スポーツニッポン新聞社評論担当、OYC(オリンピック青年協議会)理事長、メーデースポーツ祭典大会理事長などを歴任。1964年、東京オリンピックに際しては、東京オリンピック選手強化対策本部幹事、選手村情報センター長、選手村新聞編集長として大会運営に参画。また、世界青年平和友好祭では、1962年(フィンランド)日本スポーツ団長、1968年(ブルガリア)日本代表団長を務め、1965年、日ソ青年バイカル湖祭典には日本代表として訪ソするなど、この間数十度にわたって、ソビエト・ヨーロッパ・アジアの各国を訪問、海外のスポーツ事情の視察、交流に尽力した。1998年死去。
著書に、『モスクワへの招待』『ハンガリーへの招待』『弁証法的練習法』、共訳書に、ア・スヴェトフ『スポーツの魅力』などがある。