現代魔術大系 3

カガヤケルコミチ

輝ける小径

パスワーキングの実践  

ドロレス・アッシュクロフト=ノーウィッキ 著
秋端勉 監修
高橋佳代子 訳

発売日 2016/12/19

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03863-0

ページ数 352 頁   Cコード 0310

定価 5,060円 (本体価格4,600円)

シリーズ: 現代魔術大系
アレイスター・クロウリー、ダイアン・フォーチュンら強大な魔術師を産み出した魔術結社〈黄金の夜明け〉団。この19世紀末の英国の魔術結社を源流とする近代魔術ルネッサンスの波は、その後もとどまることなく世界に広がり続け、現代にまでいたっている。本大系では現代に生きる著名な魔術師の著作の中から名著を厳選し、爆発的な展開を見せつつある闇の水流に光をあてる。〈魔術〉を統括した、海外でも類を見ない本格的叢書である。

【内容紹介】

 魔術結社〈光の侍従(SOL)〉が魔術の訓練生用に開発したパスワーキング・シナリオとその解説からなる本書は、カバラの実践指導書として、他の追随を許さない完成度を誇る。
 カバラの〈生命の木〉の三十二の小径ひとつひとつに独立したシナリオを当てはめ、それぞれがセフィロト神殿を結ぶ経路の能動的体験、セフィロト神殿そのものの内奥にある受動的体験を構成する。一人でも多人数でもこのシナリオを実践することで、カバラの理論を血肉ある現実の体験として理解できるようになる。
 カバラ理論の体現はここから始まる。
 本大系第2巻『魂の旅路』とは対の書物になる。

【著者紹介】

ドロレス・アッシュクロフト=ノーウィッキ (ドロレス・アッシュクロフトノーウィッキ)

1929年イギリスに生まれる。
W・E・バトラーのもとで魔術を学び、魔術結社〈光の侍従(SOL)〉の創立に参加。バトラーの死後は後継者となって指導にあたり、現在も著作・講演などの活動を精力的に続けている。
編著書に『エクスタシーの木』『新しい死者の書』『実践的魔術と西洋の秘教的伝統』他。

秋端勉 (アキバツトム)

国内の魔術結社I∴O∴Sの創始者。O∴H∴団員。実践的なカバラを追求する過程で深入りする。
著書に、『実践魔術講座 リフォルマティオ』(三交社、2013年)、『魔術原論 エレメンタマギカ』(三交社、2020年)などがある。

高橋佳代子 (タカハシカヨコ)

長年魔術に関心を持ちながらも、主に音楽専門誌で活動。
訳書:『エリック・クラプトンの軌跡』、マーク・イーガン『メソッド・オブ・モダン・ベーシスト』、マックス・ワインバーグ『The Big Beat』(以上、リットーミュージック)、ピーター・ギュラルニック『ロックに棲むブルース THE ROOTS OF ROCK』(大栄出版)など。