ロウセイネイゼンシュウ

郎世寧全集(全2巻)

聶 崇正 主編
王凱 監修
岩谷貴久子/張京花 訳

発売日 2015/10/19

判型 B4判   ISBN 978-4-336-05903-1

ページ数 472 頁   Cコード 0371

定価 63,800円 (本体価格58,000円)

【内容紹介】

イエズス会の宣教師として中国に派遣され51年の長きにわたり康熙・雍正・乾隆の三帝に仕えた郎世寧(ジュゼッペ・カスティリオーネ)。東西融合の美術として特異な位置をしめるその画業を集大成し豊富な論稿を付した決定版。

【著者紹介】

聶 崇正 (ジョウソウセイ)

1938年上海生まれ。1965年に北京中央美術学院美術史学部を卒業し、北京故宮博物院に就職。専門は美術史。中央美術学院、中国芸術研究院大学院、北京大学で教鞭をとった。中国博物館学会会員、清代楊州画派研究会会員、古版画研究会会員。長期にわたり中国古代絵画史の研究と展示に従事し、とりわけ清代の宮廷絵画の研究に力を注いだ。『中国大百科全書』の「美術巻」「文物・博物館巻」を執筆、国家重点プロジェクト『中国美術史』(王朝聞主編)でも一部執筆を担当。主な著作に『清代宮廷絵画』、『袁江与袁耀』、『郎世寧』、『曽鯨』、『宮廷芸術的光輝』、『中国絵画三千年』(共著)がある。

王凱 (オウガイ)

1959年中国杭州市生まれ。4歳から絵の手ほどきを受ける。早稲田大学大学院芸術学美術史専攻博士後期課程修了。博士(文学)美術史家、画家。現在は杭州師範大学教授、NPO法人日本国際芸術研究院院長著書に『中国芸術の光と闇』(秀作社出版、2005年)、『紫禁城の西洋人画家』(大学教育出版、2009年)、『苦悩に満ちた宮廷画家』(大学教育出版、2010年)、『近現代日本美術の変遷』(中国語版、浙江大学出版社、2012年)、『中国絵画の源流』(秀作社出版、2014年)など。近著に『中国宮廷美術史』(大学教育出版、2015年)がある。

岩谷貴久子 (イワヤキクコ)

愛知大学卒業。在学中および卒業後に中国南開大学に留学。企業勤務、中国語講師を経て、1993年より専業翻訳者。徹底した調査に基づく丁寧な翻訳は各界で定評があり、国家プロジェクト、国家間プロジェクトなどの大型案件を数多く経験する。中国文化に造詣が深く、風水本『ジェームス・リーの予言』(東洋出版など)の翻訳担当後、訳書として『本場に学ぶ中国茶』、『人民元 国際化への挑戦』、『本格チャイニーズ前菜100』、『中国絵画の精髄—国宝に秘められた二十五の物語』(いずれも科学出版社東京)を出す。現在、翻訳者兼翻訳者養成講師。『本格チャイニーズおもてなし前菜』は最新監訳書。

張京花 (チョウキョウカ)

1976年中国吉林省生まれ。2000年に来日。宇都宮大学大学院国際学研究科博士前期課程修了。筑波大学をはじめ各大学で経済学などを聴講する。アイ・エス・エス・インスティテュート中国語翻訳者養成コース、科学出版社東京株式会社出版翻訳者養成講座等を経て、現在、翻訳に従事。共訳に『本格チャイニーズ前菜100』、『中国絵画の精髄—国宝に秘められた二十五の物語』、『本格チャイニーズおもてなし前菜』(いずれも科学出版社東京)などがある。