未来の文学

コダイノイブツ

古代の遺物

ジョン・クロウリー 著
浅倉久志/大森望/畔柳和代/柴田元幸 訳

発売日 2014/04/25

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-05321-3

ページ数 304 頁   Cコード 0397

定価 2,420円 (本体価格2,200円)

シリーズ: 未来の文学 (ミライノブンガク)
失われたSFを求めて――60~70年代の幻の傑作SF、その中でも本邦初紹介の作品を中心に厳選したSFファン待望の夢のコレクション。「新たな読者の視線を浴びるとき、幻の傑作たちはもはや幻ではなくなり、真の〈未来の文学〉として生まれ変わるだろう」(若島正)

【内容紹介】

あの夏、アメリカの田舎町で開催された〈シェイクスピア・フェスティバル〉でぼくたちは出会った。円形劇場と図書館で彼女と過ごした永遠の夏の日々、そこに思いがけない事態が訪れる……ノスタルジックな珠玉中篇「シェイクスピアのヒロインの少女時代」のほか、ヴィクトリア朝旅行記のパロディの表題作、詩情あふれるSFの傑作「雪」、怪鳥と男の奇妙な道行きを描くファンタジー「異族婚」、バイロン卿と牧神パンの哀切に満ちた出会いを綴る「メソロンギ1824年」など、本邦初訳7篇を含むヴァラエティにとんだ全12篇を収録(日本オリジナル編集)。『エンジン・サマー』『リトル、ビッグ』などSF、ファンタジー、幻想文学といったジャンルを超えて活躍するジョン・クロウリーの華麗な語りが堪能できる傑作選!

【著者紹介】

ジョン・クロウリー (ジョンクロウリー)

1942年、アメリカ・メイン州に生まれる。ニューヨークでテレビ・映画関係の仕事に携わった後、小説家を志す。75年長編第一作「ディープ」を発表、一躍脚光を浴びる。以後、マサチューセッツの田舎町を転々としながら、「エンジン・サマー」(79)「リトル、ビッグ」(81)「愛と眠り」(94)など、次々と傑作長編小説を書き継ぐ。ヴォネガット、ブラッドベリの流れを汲む、SF/ファンタジー界の異才作家。

浅倉久志 (アサクラヒサシ)

1930年~2010年。大阪外事専門学校英米科(現大阪大学外国語学部)卒。十数年の会社員生活を経て、1962年からSFの翻訳を始める。訳書にヴォネガット『タイタンの妖女』、ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』、ラファティ『九百人のお祖母さん』、ティプトリー・ジュニア『たったひとつの冴えたやりかた』(以上ハヤカワ文庫SF)、F・ライバー《ファファード&グレイ・マウザー》シリーズ(創元推理文庫)など、編訳書に『ユーモア・スケッチ傑作展1~3』(早川書房)、『ユーモアSF傑作選1~2』(講談社文庫)などがある。

大森望 (オオモリノゾミ)

畔柳和代 (クロヤナギカズヨ)

柴田元幸 (シバタモトユキ)

1954年生れ。東京大学文学助教授。主要著訳書--『猿を探しに』(新書館)、『アメリカ文学のレッスン』(講談社現代新書)、スティーヴン・ミルハウザー『三つの小さな王国』(白水Uブックス)、リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』(みすず書房)ほか。