メイジリメンシ ゲ

明治裏面史 下

伊藤痴遊 著

発売日 2013/04/23

判型 A5   ISBN 978-4-336-05643-6

ページ数 248 頁   Cコード 0021

定価 1,980円 (本体価格1,800円)

【内容紹介】

昔日のベストセラー作家・伊藤痴遊が伝える幕末明治激震の姿。司法の父・江藤新平の悲痛な最期と大久保利通の冷酷さ。工作、謀略、手練手管、乱暴で荒々しい剥き出しで命がけのかけひきの数々に驚くほかはない。
萩の乱のまとめ役は、乃木希典の実弟、玉木真人。この真人は武器が足りず、兄希典に鉄砲を貸してくれるよう頼むが、乃木は「鉄砲を貸し与えることは出来ぬ、兄弟の縁も今日限り」と言い、真人を追い帰し、不穏な企てを政府に急訴した。乃木希典は大義のために実弟を見殺しにしたのであった。

【著者紹介】

伊藤痴遊 (イトウチユウ)

一八六七─一九三八年。
明治、大正、昭和最大の風刺家。ジャーナリスト、衆議院議員。