ナツメソウセキメハシルトウザイノジ
夏目漱石 眼は識る東西の字
池田美紀子 著
発売日 2013/01
判型 A5変形判 ISBN 978-4-336-05563-7
ページ数 522 頁 Cコード 0095
定価 4,180円 (本体価格3,800円)
【内容紹介】
西欧の文学・美術の潮流に身をおいた外国体験と、ゆたかな東洋文化の素養のなかで漱石文学は成立した。だがその全体像についてはいまだ解き明かされていない部分が多い。比較文化の視野のなかで作品を味わいつつ、新たな漱石像を構築する斬新な試み。
――近代日本の運命を、世界のなかで見据えた「国民作家」漱石。
日本の行く末を指し示し、世に問うたそのテーマは、21世紀の私たちにも語りかける。
第26回和辻哲郎文化賞受賞!
【著者紹介】
池田美紀子 (イケダミキコ)
東京に生まれる。東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。ハーヴァード大学客員研究員、慶應義塾大学講師、東京女子大学助教授、ライデン大学東洋文化研究所客員教授、国立台湾大学客員教授を歴任。