ヤセイノミツ

野性の蜜

キローガ短編集成  

オラシオ・キローガ 著
甕由己夫 訳

発売日 2012/05/15

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05505-7

ページ数 349 頁   Cコード 0097

定価 3,740円 (本体価格3,400円)

【内容紹介】

ラテンアメリカ随一の短編の名手、魔術的レアリスムの先駆者と評される鬼才キローガの傑作小説集。代表作『羽根まくら』をはじめ、幻想小説、恐怖小説、密林小説等々、ポオ、チェーホフ、キップリングの衣鉢を継ぐ、生と死、リアリティと幻影が渾然一体と化した、完璧精緻な短編30篇を収録。うち8割は本邦初訳。

【著者紹介】

オラシオ・キローガ (オラシオキローガ)

1878年生まれ。ウルグアイの小説家。学生時代から文学活動に従事し、一時パリに渡る。帰国後、ブエノス・アイレスに移住。アルゼンチンの詩人のレオポルド・ルゴーネスと親交を深める。アルゼンチン北部の熱帯地方にひかれ、密林地と首都を往復する生活を送った。1937年に自殺。短編作家として名高く、『愛と狂気と死の物語集』『密林の物語』『原始人』『故郷喪失者』『彼方』などの作品集がある。

甕由己夫 (モタイユキオ)