カガイシャトヒガイシャノトラウマ

加害者と被害者の"トラウマ"

PTSD理論は正しいか  

笠原敏雄 著

発売日 2011/09/13

判型 A5判   ISBN 978-4-336-05421-0

ページ数 320 頁   Cコード 0047

定価 4,180円 (本体価格3,800円)

【内容紹介】

人間はPTSD(外傷後ストレス障害)理論が考えるよりも強靱であり、強いストレス状況でこそ、人格は向上する。ストレス理論を基板としたPTSD理論を、豊富な資料を用いて検討。政治的背景の中で成立したPTSD理論は一体何を避けているのか?

【著者紹介】

笠原敏雄 (カサハラトシオ)

 1947年生まれ。70年、早稲田大学第一文学部心理学科卒業。東京都八王子市の永野八王子病院、北海道小樽市の医療法人北仁会石橋病院心理科、東京都大田区の医療法人社団病院心理療法室に勤務の後、96年4月、東京都品川区に〈心の研究室〉開設、現在に至る。
 著書に、『隠された心の力――唯物論という幻想』『懲りない・困らない症候群――日常生活の精神病理学』(『なぜあの人は懲りないのか・困らないのか』として2005年に再刊)『幸福否定の構造』(以上、春秋社)、『希求の詩人・中原中也』(麗澤大学出版会)、『本心と抵抗――自発性の精神病理』(すぴか書房)、『超心理学研究』(おうふう)、『超心理学読本』(講談社プラスα文庫)その他。
 編著書に、『サイの戦場――超心理学論争全史』(平凡社)、『超常現象のとらえにくさ』『多重人格障害――その精神生理学的研究』『偽薬効果』(以上、春秋社)その他。
 翻訳書に、『がんのセルフコントロール』(共訳、創元社)、『トランス』(春秋社)、『前世を記憶する子どもたち 1・2』『もの思う鳥たち――鳥類の知られざる人間性』(以上、日本教文社)その他。
 HP: http://www.02.246.ne.jp/~kasahara/