ゴシック叢書

ベイコクゴシックサクヒンシュウ

米国ゴシック作品集

E・A・ポー 他著
志村正雄 訳

発売日 1982/12/01

判型 A5変型判   ISBN 978-4-336-02756-6

ページ数 408 頁   

定価 3,300円 (本体価格3,000円)

シリーズ: ゴシック叢書
《理性の世紀》18世紀の後半、確実なるものの瓦解を背景に、恐怖とサスペンス、夢とロマンスは、文壇主流からは貶められながらも、今日に至るまで全西欧の文学的感性の在り方を大きく規定してきた。以後の幻想文学の一大源泉となったこのゴシック・ロマンスの古典群から、現代アメリカにおいて幻想的なるものの探求をすすめる《ニュー・フィクション》派までを網羅し、英米文学史を決定的に書き換え、文学を《活性化》する異色のシリーズ。

【内容紹介】

アメリカの詩、演劇、短篇小説におけるゴシシズムの系譜をさぐった珠玉の1巻。米文学史上最もゴシック的な作品を収録すると共に、ポー等既紹介の大ゴシック作家の作品をもあまさず収録。

【著者紹介】

E・A・ポー (エドガーアランポー)

1809-49。アメリカの詩人・小説家。推理小説の祖。主な作品に「黒猫」「黄金虫」がある。

志村正雄 (シムラマサオ)

1929年、東京生まれ。東京外国語大学卒業後、ニューヨーク大学大学院修士課程修了。東京外国語大学教授。主な訳書にバース『旅路の果て』などがある。