ゴシック叢書

イタリアノサンゲキ

イタリアの惨劇

アン・ラドクリフ 著
野畑多恵子 訳

発売日 1978/09/01

判型 A5変型判   ISBN 978-4-336-02739-9

ページ数 278 頁   

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

シリーズ: ゴシック叢書
《理性の世紀》18世紀の後半、確実なるものの瓦解を背景に、恐怖とサスペンス、夢とロマンスは、文壇主流からは貶められながらも、今日に至るまで全西欧の文学的感性の在り方を大きく規定してきた。以後の幻想文学の一大源泉となったこのゴシック・ロマンスの古典群から、現代アメリカにおいて幻想的なるものの探求をすすめる《ニュー・フィクション》派までを網羅し、英米文学史を決定的に書き換え、文学を《活性化》する異色のシリーズ。

【内容紹介】

〈正統〉的ゴシック小説の代表者ラドクリフ夫人が、M.G.ルイスの『マンク』の登場に刺激されながら、緻密な構成とサスペンスの中に迫害のテーマを嵌めこんだ、ゴシック小説の最高作。

【著者紹介】

アン・ラドクリフ (アンラドクリフ)

野畑多恵子 (ノバタ)