新しい台湾の文学

タイペイストーリー

台北ストーリー

張系国/張大春 著
朱天文 他著
山口守 編

発売日 1999/06/02

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04132-6

ページ数 286 頁   

定価 2,200円 (本体価格2,000円)

シリーズ: 新しい台湾の文学 (アタラシイタイワンノブンガク)
1970年代以降の「台湾意識」の興隆とともに、中国大陸から切り離され独自の発展を遂げつつあるこの国の文学は、特に87年の戒厳令解除以後、空前の活況を呈している。都市、セクシュアリティ、ポストコロニアリズムなど、様々な問題を内包し、世界的に注目を集める作品の数々を本格的に紹介する本邦初のシリーズ。

【内容紹介】

張系国「ノクターン」、張大春「将軍の記念碑」、朱天文「エデンはもはや」、黄凡「総統の自動販売機」の記念のほか朱天心、白先勇など。現代台湾文学を代表する中短篇を収録した、都市の文学のアンソロジー。

【著者紹介】

張系国 (チョウケイコク)

張大春 (チョウダイシュン)

朱天文 (シュテンブン)

山口守 (ヤマグチマモル)

一九五三年、長野県生まれ。東京都立大学大学院博士課程修了。現在、日本大学文理学部教授。著書に『巴金的世界』(共著、北京・東方出版社)、訳書に、アイダ・プルーイット『北京の想い出 1926―38』(平凡社)、巴金『リラの花散る頃』、史鉄生『遙かなる大地』、白先勇・張系国他『バナナボート』(監修)(以上、宝島社)、白先勇・張系国他『台北ストーリー』(編訳)、黄春明・王禎和他『鹿港からきた男』(編訳)(以上、国書刊行会)などがある。