トマス・ド・クインシー著作集 3

エスパニアニキョウデンホカ

エスパニヤ尼侠伝ほか

トマス・ド・クインシー 著
南條竹則 他訳

発売日 2002/04/15

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03703-9

ページ数 564 頁   

定価 9,460円 (本体価格8,600円)

シリーズ: トマス・ド・クインシー著作集
19世紀イギリス・ロマン派の特異な散文家として、ボードレールやボルヘスらに絶大な影響を与えたド・クインシーの主要著作を初めて集大成。不世出の文人の全貌がここに明らかになる。本邦初訳多数。

【内容紹介】

ゴシック・ロマンスからユーモア小説まで、多彩な物語小説6篇。『悪魔の骰子』『クロースターハイム』『ハイチの王様』『復讐者』『エスパニヤ尼侠伝』『タタール人の反乱』。付=ド・クインシー小伝。

【著者紹介】

トマス・ド・クインシー (トマスドクインシー)

1785年、マンチェスターに生まれる。グラマースクールから逃亡し北ウェールズとロンドンを放浪。この間に阿片を使用し始める。1827年に『藝術の一分野として見た殺人』『イマーヌエル・カントの最期の日々』を発表。19世紀イギリス・ロマン派のなかで特異な散文家として独自の光輝を放ち、ボードレールやボルヘスらに絶大な影響を与えた。1859年没。

南條竹則 (ナンジョウタケノリ)

一九五八年東京都生まれ。作家、翻訳家。著書に『酒仙』(新潮社)、『怪奇三昧』(小学館)、『ゴーストリイ・フォークロア』(KADOKAWA)、訳書に『英国怪談珠玉集』(国書刊行会)、アーサー・マッケン『輝く金字塔』(国書刊行会)、M・R・ジェイムズ『消えた心臓/マグヌス伯爵』(光文社古典新訳文庫)、M・P・シール『紫の雲』(アトリエサード)、H・P・ラヴクラフト『インスマスの影』(新潮文庫)などがある。