ドイツ・ロマン派全集 13

ホフマン

ホフマン   Ⅱ

E. T. A. ホフマン 著
前川道介/伊狩裕/鈴木潔 訳

発売日 1989/05/29

判型 四六判   ISBN 978-4-336-02691-0

ページ数 380 頁   

定価 3,951円 (本体価格3,592円)

シリーズ: ドイツ・ロマン派全集
無限を指向し高みへ至らんとした言葉は、ゲルマンの森のメルヒェンに結晶した―18世紀末から19世紀初頭のドイツで「宇宙をへめぐる旅を夢み」、美と幻想の王国を構築した一群の人々―ドイツ・ロマン派。その文学・芸術・思想の精華を、全22冊に集大成した本邦初の本格的《ドイツ・ロマン派》全集。

【内容紹介】

鏡像を失った男の顛末記「大晦日の夜の冒険」、狂気の音楽家についてのエッセイ風逸話集「クライスレリアーナ」、幽霊譚の傑作「世襲領」他3篇。合せ鏡のような幻惑にみちた〈お化けのホフマン〉の世界。

【著者紹介】

E. T. A. ホフマン (エルンスト・テオドール・アマデウスホフマン)

1776~1822年。東プロイセン、ケーニヒスベルクに生まれる。裁判官となるが、失職後は劇場監督に就任し小説や音楽評論を書き始める。のち裁判官復職後も創作を続け、幻想的で特異な独自の世界を構築した。

前川道介 (マエカワミチスケ)

1923年~2010年。京都大学大学院中退。同志社大学名誉教授。著書に、「ドイツ怪奇文学入門」(綜芸社)、「ドイツ怪奇物語」(潮文社)、訳書に「ドイツ・ロマン派全集」全22巻、「現代ドイツ幻想短篇集」(ともに国書刊行会、編集・共訳)、エーヴェルス「プラークの大学生」、ハルボウ「メトロポリス」(ともに東京創元社)などがある。

伊狩裕 (イカリユタカ)

鈴木潔 (スズキキヨシ)