ドイツ・ロマン派全集 11
ジャンパウルクライスト
ジャン・パウル/クライスト
岩田行一/種村季弘/金子英雄 訳
発売日 1990/07/30
判型 四六判 ISBN 978-4-336-03051-1
ページ数 366 頁
定価 3,845円 (本体価格3,495円)
- シリーズ: ドイツ・ロマン派全集
- 無限を指向し高みへ至らんとした言葉は、ゲルマンの森のメルヒェンに結晶した―18世紀末から19世紀初頭のドイツで「宇宙をへめぐる旅を夢み」、美と幻想の王国を構築した一群の人々―ドイツ・ロマン派。その文学・芸術・思想の精華を、全22冊に集大成した本邦初の本格的《ドイツ・ロマン派》全集。
【内容紹介】
夢の巨匠ジャン・パウルの交響曲的長篇の代表作「ヘスペルス(宵の明星)」「生意気ざかり」の抄出と、自ら死へ飛翔していったイカロス、クライストの簡潔迫真の文体が結晶した短篇4篇、エッセイ1篇を収録。
【著者紹介】
岩田行一 (イワタコウイチ)
1930年~2004年。東京大学文学部独文科卒。東京都立大学名誉教授。訳書にカネッティ『群衆と権力』『眼の戯れ』(法政大学出版局)、タイヒェルト『象徴としての庭園 ユートピアの文化史』(青土社)など。
種村季弘 (タネムラスエヒロ)
1933年~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。