世界探偵小説全集 36

リトンコートノナゾ

レイトン・コートの謎

アントニイ・バークリー 著
巴妙子 訳

発売日 2002/12/27

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-04436-5

ページ数 328 頁   

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

シリーズ: 世界探偵小説全集
1920~40年代、英米の本格探偵小説は、クイーン、カー、クリスティーら輝かしい才能の登場とともに黄金時代を迎えた。不可能犯罪、アリバイ破り、名探偵の活躍。魅力的な謎、巧みなミスディレクションと論理のアクロバット。パズラーの頂点をきわめた本格派の傑作をはじめ、不当にも紹介の遅れていた巨匠の代表作、幻の名作を多数収録、永遠のクラシックを厳選して贈る夢の探偵小説コレクション!!

【内容紹介】

ある夏の日の朝、額を撃ち抜かれた実業家の死体が書斎で発見された。警察の見解は自殺に傾いていたが、現場に居合わせた作家シェリンガムは素人探偵の名乗りをあげる。巨匠バークリーの輝かしい出発点。

【著者紹介】

アントニイ・バークリー (アントニイバークリー)

1893年~1971年。オクスフォード大学卒業後、第一次世界大戦に陸軍大尉として従軍。その後雑誌『パンチ』の常連寄稿家としてユーモア小説などを発表し、1925年に「?」名義で出版した『レイトン・コートの謎』が評判となる。以降革新的な作風で推理小説を量産、人気を博した。

巴妙子 (トモエタエコ)

一九六三年長崎市生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業。翻訳家。訳書にワイルド『悪党どものお楽しみ』(国書刊行会)、『探偵術教えます』(晶文社近刊)などがある。