世界探偵小説全集 23

オシャベキスズメノサツジン

おしゃべり雀の殺人

ダーウィン・リオーラ・ティーレット 著
工藤政司 訳

発売日 1999/08/29

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-03853-1

ページ数 326 頁   

定価 2,640円 (本体価格2,400円)

シリーズ: 世界探偵小説全集
1920~40年代、英米の本格探偵小説は、クイーン、カー、クリスティーら輝かしい才能の登場とともに黄金時代を迎えた。不可能犯罪、アリバイ破り、名探偵の活躍。魅力的な謎、巧みなミスディレクションと論理のアクロバット。パズラーの頂点をきわめた本格派の傑作をはじめ、不当にも紹介の遅れていた巨匠の代表作、幻の名作を多数収録、永遠のクラシックを厳選して贈る夢の探偵小説コレクション!!

【内容紹介】

「雀がしゃべった」謎の言葉を残して老人は息絶えた。それが恐るべき連続殺人の始まりだった。ナチス台頭下のドイツを舞台に、異様な迫力で展開される追跡と不安の物語。セイヤーズが絶賛した異色作。

【著者紹介】

ダーウィン・リオーラ・ティーレット (ダーウィンリオーラティーレット)

工藤政司 (クドウマサシ)

一九三一年、青森県生まれ。弘前大学卒業。現在、東京国際大学教授。翻訳家。訳書に、ディーネセン「不滅の物語」(国書刊行会)、「スタイナー自伝」(みすず書房)、カー「ニューゲイトの花嫁」(早川書房)、グレーヴズ「さらば古きものよ」(岩波書店)などがある。