文学の冒険

ヨアケマエノセレスティーノ

夜明け前のセレスティーノ

レイナルド・アレナス 著
安藤哲行 訳

発売日 2002/03/10

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04030-5

ページ数 322 頁   

定価 2,640円 (本体価格2,400円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

亡霊が出没し神秘的な出来事が日常的なキューバの寒村を舞台に、少年と分身セレスティーノが生きる想像の世界。「少年期を、そしてキューバの生活を描いた最も美しい小説の一つ」(C.フェンテス)。

【著者紹介】

レイナルド・アレナス (レイナルドアレナス)

1943年キューバの寒村に生まれる。65年『夜明け前のセレスティーノ』が作家芸術家協会のコンクールで次席となりデビュー。第2作『めくるめく世界』(66)以降、国内での出版は認められなくなるが、68年には同書が仏メディシス賞を受賞し、海外での評価が急速に高まる。国内での性的・政治的抑圧を逃れ、80年難民の一人としてアメリカに亡命する。ほかに代表作としては、『真っ白いスカンクどもの館』(72)『ふたたび、海』(82)と続く自伝的5部作や、『ドアマン』(89)『ハバナへの旅』(90)自伝『夜になるまえに』(92)など。90年ニューヨークにて自死。

安藤哲行 (アンドウテツユキ)

一九四八年、岐阜県生まれ。神戸市外国語大学修士課程修了。現在、摂南大学教授。訳書に、プイグ『天使の恥部』、アレナス『夜になるまえに』(いずれも国書刊行会)、フエンテス『老いぼれグリンゴ』、サバト『英雄たちと墓』(いずれも集英社)、トラーバ『陽がかよう迷宮』(現代企画室)などがある。