文学の冒険

チェゲムノサンドロオジサン

チェゲムのサンドロおじさん

ファジリ・イスカンデル 著
浦雅春/安岡治子 訳

発売日 2002/01/13

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03957-6

ページ数 424 頁   

定価 3,080円 (本体価格2,800円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

豪放磊落な主人公サンドロを中心に、旧ソ連、黒海沿岸の国アブハジアの人々の生活と文化をユーモラスに描いた破天荒な物語。「アブハジアのガルシア=マルケス」の代表作。

【著者紹介】

ファジリ・イスカンデル (ファジリイスカンデル)

1929年生まれ。グルジアのアブハジア自治共和国の小説家・詩人。アブハジアを舞台とした作品をロシア語で書き続けている。

浦雅春 (ウラマサハル)

1948年生まれ。早稲田大学大学院露文科博士課程中途退学。東京大学大学院総合文化研究科教授。訳書にゴーゴリ『鼻・外套・査察官』(光文社古典新訳文庫)、 『チェーホフ傑作短篇集』(河出文庫)などがある。

安岡治子 (ヤスオカハルコ)

1956年生まれ。東京大学大学院露文科博士課程単位取得退学。東京大学大学院総合文化研究科教授。訳書にアルセニエフ『デルス・ウザラ』(小学館)、ドストエフスキー『地下室の手記』(光文社古典新訳文庫)などがある。