文学の冒険

アイ

ウラジーミル・ソローキン 著
亀山郁夫 訳

発売日 1999/01/01

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03960-6

ページ数 304 頁   

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

唐突に開始される殺戮、あまりにもグロテスクな描写、簡単に切り離される身体……。「現代ロシア文学のモンスター」と異名をとる過激な作家が、日常と狂気の境界を破壊して造形する乾いた「愛」のかたち。

【著者紹介】

ウラジーミル・ソローキン (ウラジーミルソローキン)

1955年。ロシアに生まれる。もともとは書物の装丁等に携わるデザイナー・画家であったが、70年代後半からイリヤ・カバコフらのコンセプチュアリズム芸術に関わるようになる。1985年、当時ソ連を象徴する風景を戯画化した作品『行列』をパリで発表し、作家としてデビュー。以後、『短編集』(92)、『ダッハウのひと月』(92)、『ノルマ』(94)などを次々に発表し、最もスキャンダラスな作家として本国でも注目を浴びる。94年に『ロマン』を刊行した後も、『四人の心臓』(94)、『マリーナの30番目の恋』(95)といった小説や戯曲、さらには映画製作へと活動の場を広げている。

亀山郁夫 (カメヤマイクオ)

一九四九年、栃木県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。現在、東京外国語大学教授。著書に、『甦えるフレーブニコフ』(晶文社)、『終末と革命のロシア・ルネサンス』(岩波書店)、『ロシア・アヴァンギャルド』(岩波新書)などがある。