文学の冒険

ボクノヨウキナアサ

僕の陽気な朝

イヴァン・クリーマ 著
田才益夫 訳

発売日 1998/04/18

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04024-4

ページ数 300 頁   

定価 2,420円 (本体価格2,200円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

クンデラと並ぶチェコ文学界の巨匠クリーマの、滑稽で破廉恥、少し奇妙で不条理な傑作短篇集。ユーモア、ペーソス渾然一体の世界を描く。色仕掛の金髪娘、不倫、様々な出来事が主人公の身に降りかかる……。

【著者紹介】

イヴァン・クリーマ (イヴァンクリーマ)

1931年プラハ生まれ。終戦後カレル大学哲学科に進学。文学新聞「Literarni noviny」副編集長として、自由化に向かう反体制文学のリーダー格となり、作品は出版禁止となる。活動を禁じられていたペンクラブが1989年の自由化後活動を再開した折、最初の会長に就任。2002年、フランツ・カフカ賞受賞。ミラン・クンデラをして「世界で最も多く翻訳されたチェコの作家」と言わしめたチェコを代表する作家である。

田才益夫 (タサイマスオ)