文学の冒険

マンボジャンボ

マンボ・ジャンボ

イシュメール・リード 著
上岡伸雄 訳

発売日 1997/09/09

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03952-1

ページ数 347 頁   

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

1920年代アメリカを舞台に繰り広げられるポストモダン・オカルト大活劇。ブルースやジャズを媒介に全米に広がる奇病ジェス・グルーとその聖典を巡って渦巻く秘密結社の陰謀。最も過激な黒人作家の最高傑作。

【著者紹介】

イシュメール・リード (イシュメールリード)

上岡伸雄 (カミオカノブオ)

1958年東京生まれ。東京大学大学院英文科修士課程修了。現在、明治大学文学部助教授。20世紀アメリカ小説専攻。共著書に『自伝でたどるアメリカン・ドリーム』(河合出版)、『文学アメリカ資本主義』(南雲堂)。訳書にトム・ロビンズ『カウガール・ブルース』、アニー・プルー『港湾ニュース』(以上、集英社)、デヴィッド・ポラッシュ『サイバネティック・フィクション』(ペヨトル工房)、イシュメール・リード『マンボ・ジャンボ』(小社)など。