文学の冒険

フメツノモノガタリ

不滅の物語

イサク・ディーネセン 著
工藤政司 訳

発売日 1995/10/01

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03590-5

ページ数 304 頁   

定価 2,350円 (本体価格2,136円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

表題作の他、「満月の夜」「指輪」「エコー」等、優雅で知的な文体によって現代では稀有な豊かな物語世界を織りあげ、〈今世紀最高の物語作家〉と絶賛されたデンマークの閨秀作家ディーネセンの珠玉の短篇集。

【著者紹介】

イサク・ディーネセン (イサクディーネセン)

工藤政司 (クドウマサシ)

一九三一年、青森県生まれ。弘前大学卒業。現在、東京国際大学教授。翻訳家。訳書に、ディーネセン「不滅の物語」(国書刊行会)、「スタイナー自伝」(みすず書房)、カー「ニューゲイトの花嫁」(早川書房)、グレーヴズ「さらば古きものよ」(岩波書店)などがある。