文学の冒険

ビリーザキッドゼンシゴト

ビリー・ザ・キッド全仕事

マイケル・オンダーチェ 著
福間健二 訳

発売日 1996/10/07

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03582-0

ページ数 196 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: 文学の冒険
小説世界の境界線を拡げ、読者を挑発する現代文学シリーズ。過激な文学的実験、物語と「語り」の復権、新しい時代の新しい文学を求めて、ラテン・アメリカ文学、アメリカのニューライターズから東欧の知られざる名作まで、いまもっとも注目を集める世界の文学を幅広く紹介する。未知の地平線へ向けて、言葉の世界を探検しよう。

【内容紹介】

西部の英雄ビリー・ザ・キッドの短い生涯は数多くの伝説に彩られている。宿敵パット・ギャレットとの抗争、流浪の日々と銃撃戦、束の間の平和、逮捕と脱走、その死までを、詩、挿話、写真、架空のインタビューなどで再構成。アウトローの鮮烈な生の軌跡を描いた、ブッカー賞作家オンダーチェの傑作。

【著者紹介】

マイケル・オンダーチェ (マイケルオンダーチェ)

福間健二 (フクマケンジ)

一九四九年、新潟県生まれ。東京都立大学人文学部卒業。現在、東京都立大学人文学部助教授。著書に、「きみたちは美人だ」(ワイズ出版)、「旧世界」(思潮社)、訳書にブローティガン「東京日記」(思潮社)などがある。