セラフィタ
セラフィタ
オノレ・ド・バルザック 著
沢崎浩平 訳
発売日 2004/04/24
判型 四六変型判 ISBN 978-4-336-03745-9
ページ数 264 頁
定価 2,563円 (本体価格2,330円)
【内容紹介】
スウェーデンボリの神秘思想の影の下に、天使にしてエルマフロディットの謎めいた昇天と至上の愛とを描きあげ、まさに『人間喜劇』総体の《天国篇》とも称さるべき、深遠にして神秘なる哲学小説。
【著者紹介】
オノレ・ド・バルザック (オノレ・ド・バルザック)
フランス文学を代表する作家の一人。1799年生まれ。ロマン主義・写実主義の系譜に属する。現実の人間を観察することが創作の出発点だが、創造力を駆使して典型的人間像を描きあげる。歴史にも大きな関心を持ち、歴史的事実から着想を得ることも多かった。様々な作品に同じ人物を登場させる「人物再登場法」という手法を用い、膨大な作品群によって「人間(喜)劇」と名づける独自の文学世界を構築しようとした。代表作は『谷間の百合』。豪放な私生活も伝説的に語り継がれている。1850年没。
沢崎浩平 (サワサキコウヘイ)
1933年~1988年。東京都立大学大学院博士課程修了。東京都立大学教授を務めた。