ゲンジモノガタリ

源氏物語  

吉屋信子 著
田辺聖子 解説

発売日 2001/12/15

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04391-7

ページ数 275 頁   

定価 2,090円 (本体価格1,900円)

【内容紹介】

お祖母さんが三人の孫娘に読み聞かせる源氏物語講義。雑誌『婦人俱楽部』に連載された幻の名著の復刊。全五十四帖を3冊にまとめ、誰でも愉しみながら理解できる現代語訳。

【著者紹介】

吉屋信子 (ヨシヤノブコ)

1896年~1973年。新潟県生まれ。新聞や女性向けの雑誌に数多くの作品を発表し、主に大衆小説および少女小説の分野で多大な読者の支持を得る。1920年に刊行された『花物語』は“女学生のバイブル”といわれベストセラーとなった。戦後は新たな境地をひらき、52年には『鬼火』で第四回日本女流文学者賞を受賞。67年、菊池寛賞を受賞。大正から昭和へかけての文学史上にひとつの地位を築いた。著書に、『花物語』『あの道この道』『わすれなぐさ』『徳川の夫人たち』『女人平家』その他多数。

田辺聖子 (タナベセイコ)

1928年~2019年。大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒業。1963年『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニイ)』で芥川賞を受賞、87年『花衣ぬぐやまつわる……わが愛の杉田久女』で女流文学賞、93年『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、94年、菊池寛賞を受賞。98年『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞。2008年、文化勲章受章。大阪弁で軽妙に綴る現代小説の他に、古典文学の紹介、評伝小説などの著書多数。