沖縄文学全集 12

キコウ

紀行

沖縄文学全集編集委員会 編

発売日 1992/05/25

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03032-0

ページ数 380 頁   

定価 4,058円 (本体価格3,689円)

シリーズ: 沖縄文学全集
沖縄の既成の「文学」を網羅し分類しただけではなく、あらゆる言説(記録・表現・作品)を収録した。島尾敏雄の名づけた〈琉球弧〉、つまり奄美・沖縄・宮古・八重山の島々の、近代120年の全容(風土・歴史・文化)を形あるものとして構成し、琉球弧の内と外への、そして次の世代へ向けての時代を画すメッセージたらんとするものである。沖縄から出発することによって、逆に日本の近代文学を照射し、鋭い異化作用をもたらす。

【内容紹介】

奄美諸島から沖縄諸島を経て宮古諸島・八重山諸島に至る琉球弧の、個性豊かな島々への紀行文学の集成。シマが一つの宇宙であることを浮彫にする。奄美・沖縄からの本土・外国への旅行記も収録する。

【著者紹介】

沖縄文学全集編集委員会 (オキナワブンガクゼンシュウヘンシュウイインカイ)