叢書江戸文庫 39

チカマツハンジジョウルリシュウ

近松半二浄瑠璃集  (二)

阪口弘之 他校訂

発売日 1996/04/16

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03539-4

ページ数 498 頁   

定価 5,981円 (本体価格5,437円)

シリーズ: 叢書江戸文庫
江戸文化を江戸文化たらしめ、近世文学を近世文学たらしめているのは、けっして限られた天才たちとその作品群ではなく、逆にマイナーの位置に甘んじつつ、時代や社会と密着するなかで膨大な作品や資料を遺していったマイナー作家、作品群ではないだろうか。すぐれた文学的効果をあげながらも埋もれようとしている作家、作品を現在の視点で精選し、江戸期本来の価値観に基づいて新しく読者に提供する画期的翻刻叢書。

【内容紹介】

衰運期にあった人形浄瑠璃界に最後の光彩をもたらした近松半二が力量を遺憾なく発揮した後期の5篇を収録。時代物の名作「太平記忠臣講釈」ほか「蘭奢待新田系図」「姻袖鏡」「傾城阿波の鳴門」「道中亀山噺」。

【著者紹介】

阪口弘之 (サカグチヒロユキ)