叢書江戸文庫 22

キンセイセツビショウネンロク

近世説美少年録  (下)

内田保廣 校訂

発売日 1993/05/23

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03008-5

ページ数 292 頁   

定価 5,446円 (本体価格4,951円)

シリーズ: 叢書江戸文庫
江戸文化を江戸文化たらしめ、近世文学を近世文学たらしめているのは、けっして限られた天才たちとその作品群ではなく、逆にマイナーの位置に甘んじつつ、時代や社会と密着するなかで膨大な作品や資料を遺していったマイナー作家、作品群ではないだろうか。すぐれた文学的効果をあげながらも埋もれようとしている作家、作品を現在の視点で精選し、江戸期本来の価値観に基づいて新しく読者に提供する画期的翻刻叢書。

【内容紹介】

戦国の世を舞台に毛利元就と陶晴賢に擬せられた善悪二人の美少年の対立を描くピカレスクロマン。かの「八犬伝」と同じ時期に執筆、刊行された曲亭馬琴の代表的長篇読本。

【著者紹介】

内田保廣 (ウチダヤスヒロ)