現代語訳 江戸の伝奇小説 5

カタキウチキダンジライヤモノガタリ/キンセイカイダンシモヨノホシ

報仇奇談自来也説話/近世怪談霜夜星

感和亭鬼武/柳亭種彦 著
須永朝彦 編

発売日 2003/03/15

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04405-1

ページ数 490 頁   

定価 4,620円 (本体価格4,200円)

シリーズ: 現代語訳 江戸の伝奇小説
山東京伝が興し曲亭馬琴が磨き上げた日本版ゴシック・ロマンスともいうべき〈長編読本〉の中より、伝奇味濃厚な11編を選び出し、原典の風趣を保った格調高い訳文で現代語の読み物として再生。北斎や豊国ら江戸期の有名画家が描いた華麗な挿絵も全点収録。全巻訳者による詳細な註・解題つき。

【内容紹介】

義賊自来也こと尾形周馬が蝦蟇の妖術で仇敵石堂家の滅亡を謀る忍術伝奇譚の祖ともいうべき『自来也説話』。醜婦の怨念が蛇と化して数々の祟りをなす……「四谷怪談」と通底する因果の物語『霜夜星』。

【著者紹介】

感和亭鬼武

柳亭種彦 (リュウテイタネヒコ)

須永朝彦 (スナガアサヒコ)

1946年、栃木県生まれ。歌人・作家。 著書に、「鉄幹と晶子 」(評伝)、「東方花傳」(歌集)、「就眠儀式」(吸血鬼譚集)等がある。