現代語訳 江戸の伝奇小説 3

ヒダノタクミモノガタリ/エホンタマモバナシ

飛騨匠物語/絵本玉藻譚

石川雅望/岡田玉山 著
須永朝彦 編

発売日 2002/10/12

判型 四六判   ISBN 978-4-336-04403-7

ページ数 550 頁   

定価 4,620円 (本体価格4,200円)

シリーズ: 現代語訳 江戸の伝奇小説
山東京伝が興し曲亭馬琴が磨き上げた日本版ゴシック・ロマンスともいうべき〈長編読本〉の中より、伝奇味濃厚な11編を選び出し、原典の風趣を保った格調高い訳文で現代語の読み物として再生。北斎や豊国ら江戸期の有名画家が描いた華麗な挿絵も全点収録。全巻訳者による詳細な註・解題つき。

【内容紹介】

仙境にいたり妙技妙術を会得した名匠墨縄の奇譚。和漢の古典をあやつって伝奇を織りなすSF的綺想小説『飛騨匠物語』。美女に変身して災いをもたらした九尾の狐が殺生石と化すまでを描く『玉藻譚』。

【著者紹介】

石川雅望 (イシカワマサモチ)

岡田玉山

須永朝彦 (スナガアサヒコ)

1946年、栃木県生まれ。歌人・作家。 著書に、「鉄幹と晶子 」(評伝)、「東方花傳」(歌集)、「就眠儀式」(吸血鬼譚集)等がある。