日本幻想文学集成 24

シマオトシオ

島尾敏雄

孤島夢  

島尾敏雄 著
種村季弘 編

発売日 1993/12/20

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03234-8

ページ数 250 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: 日本幻想文学集成
幻想文学の傑作群を作家別に初めて集大成した〈もうひとつの文学誌〉。明治以降現代までの物故作家の中から幻想文学の小説家として重要な33人を選び、その精粋を1人1巻で編集。埋もれた名品も多数発掘。種村季弘、橋本治、別役実、矢川澄子ほか9人による責任編集。 装画・梅木英治

【内容紹介】

世評高い幻想旅行小説「孤島夢」「摩天楼」「夢の中での日常」、架空地震小説「月暈」ほか、「石像歩き出す」「勾配のあるラビリンス」「むかで」「鬼剝げ」「亀甲の裂け目」「死人の訪れ」「冬の宿り」等全13篇。

【著者紹介】

島尾敏雄 (シマオトシオ)

種村季弘 (タネムラスエヒロ)

1933年~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。