日本幻想文学集成 11

サトウハルオ

佐藤春夫

海辺の望楼にて  

佐藤春夫 著
須永朝彦 編

発売日 1992/02/28

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03221-8

ページ数 270 頁   

定価 1,923円 (本体価格1,748円)

シリーズ: 日本幻想文学集成
幻想文学の傑作群を作家別に初めて集大成した〈もうひとつの文学誌〉。明治以降現代までの物故作家の中から幻想文学の小説家として重要な33人を選び、その精粋を1人1巻で編集。埋もれた名品も多数発掘。種村季弘、橋本治、別役実、矢川澄子ほか9人による責任編集。 装画・梅木英治

【内容紹介】

長崎のアヘン窟を舞台にした探偵小説「指紋」。不可思議なドッペルゲンガー譚「奇妙な小話」。ナンセンス童話劇「楽しき夏の夜」。他「黄昏の殺人」「月かげ」「薔薇を恋する話」「形影問答」等の9篇。

【著者紹介】

佐藤春夫 (サトウハルオ)

須永朝彦 (スナガアサヒコ)

1946年、栃木県生まれ。歌人・作家。 著書に、「鉄幹と晶子 」(評伝)、「東方花傳」(歌集)、「就眠儀式」(吸血鬼譚集)等がある。