日影丈吉全集 2

チョウヘンショウセツⅡ

長編小説Ⅱ

日影丈吉 著
種村季弘 監修
日下三蔵/横山茂雄 編集

発売日 2003/02/12

判型 A5判   ISBN 978-4-336-04412-9

ページ数 612 頁   Cコード 0393

定価 10,450円 (本体価格9,500円)

シリーズ: 日影丈吉全集
異色のミステリ作家として知られ、戦後最高の幻想小説の書き手であった日影丈吉の初めての全集。単行本未収録短篇約100編を含む全小説、主要エッセイ、評論を網羅。没後10年記念出版。「従来の筋金入りの日影読者はもとより、これからはじめて日影迷宮に迷い込もうとする読者にとっても、このうえない、また唯一無二の案内役をつとめてくれるものと確信してやまない」(種村季弘)

【内容紹介】

巧緻を極めた語りが薄倖の女性像を浮かびあがらせる『女の家』、コミックな本格物『移行死体』、人形奇譚『現代忍者考』、形而上学的ミステリー『孤独の罠』の4作を収録。

【著者紹介】

日影丈吉 (ヒカゲジョウキチ)

1908年~1991年。東京・木場に生まれ、中学時代からアテネ・フランセに通いフランス語を習得。1949年『宝石』誌の探偵小説コンクールに「かむなぎうた」を投稿し、江戸川乱歩に高く認められて二席入選、作家活動を開始。幻想的な作風で、熱狂的なファンを有する。1990年に『泥汽車』で第18回泉鏡花文学賞受賞。

種村季弘 (タネムラスエヒロ)

1933年~2004年。東京大学文学部独文科卒。國學院大學教授。著作集『種村季弘のネオ・ラビリントス』全8巻(河出書房新社)、訳書ホッケ『迷宮としての世界』美術出版社(共訳)、『怪奇・幻想・綺想文学集 種村季弘翻訳集成』(国書刊行会)などがある。

日下三蔵 (クサカサンゾウ)

1968年生まれ。ミステリ・SF研究家。編著に『日本SF全集』(出版芸術社、全6巻)、『都筑道夫少年小説コレクション』(本の雑誌社、全6巻)、著書に『ミステリ交差点』(本の雑誌社)などがある。

横山茂雄 (ヨコヤマシゲオ)

1954年生まれ。奈良女子大学大学院教授。著書に、『聖別された肉体』(水声社)、『異形のテクスト』(国書刊行会)、訳書に、ジェフェリー・アッシュ『アーサー王伝説』(平凡社)、マーヴィン・ピーク『行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙』(国書刊行会)ほか。