酒井忠夫著作集 4

チュウゴクハンカイシノケンキュウ

中国帮会史の研究

青帮篇  

酒井忠夫 著

発売日 1997/01/06

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03904-0

ページ数 406 頁   

定価 10,680円 (本体価格9,709円)

シリーズ: 酒井忠夫著作集
中国明清時代の民衆史とその周辺分野に関する研究の第一人者酒井忠夫博士の初の著作集。その多彩な研究領域の中でも、特に民間宗教としての道教の研究、実地調査に基づいた秘密結社の研究において、また学位論文『中国善書の研究』の成果は、他の追随を許さぬものがある。既発表の論著、論文に新たに手を加えて書き下ろし、博士の60年に及ぶ研究を6巻に集大成。

【内容紹介】

中国の代表的帮会青帮について、戦中上海での調査とその源流である無為教関係の宝巻類、清朝実録等の文献資料を材料に、無為教、清門羅教帮の歴史について解明し、民国期の青帮の実態をまとめる。

【著者紹介】

酒井忠夫 (サカイタダオ)

1912年3月25日 福井県坂井郡棗村小幡に生まれる。
1935年3月、東京文理科大学東洋史学科卒業
1935年4月、東京文理科大学助手(東洋史学教室勤務)。
1964年4月、東京教育大学教授。
1974年5月、筑波大学教授・附属図書館長。
1975年4月、筑波大学名誉教授。
主著に、『中国善書の研究』(弘文堂、1960年)、『酒井忠夫著作集』(国書刊行会、1997年~2011年、全6巻)がある。
2010年2月19日逝去。