yumeno_soujyuuhou

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目にあたる。こうしたことから、次のように結論づけてよいものと思われる。つまり、それ以来、私はさらによく夢を見るようになり、しかも覚醒時に夢について考える習慣が夢を見る傾向を増大させた、と。思考力が訓練....

目にあたる。こうしたことから、次のように結論づけてよいものと思われる。つまり、それ以来、私はさらによく夢を見るようになり、しかも覚醒時に夢について考える習慣が夢を見る傾向を増大させた、と。思考力が訓練によって増大するのと同じ原理によって、生き生きとした多彩な夢を意識的に見ていくうちに、夢を見る力が増大することもありえないことではないのである。私の夢日記の多くの記述は、まだ確固たる意見を持っていなかった頃に書かれたものだが、そこには、習慣によって、日に日に、正確に言えば、夜ごと夜ごとに増加する夢を簡単に思い出せるようになっていく様子が窺える。前夜に見た夢を思い出していると、ときどき、忘れていた夢が不意に思い出され、つながりが思い出されるようになる。こうして、私は、夢を見なかったと思えるときでも、記憶が欠けているだけであるとわかったのである。この意見は、血液循環が止まることがないように思考も絶対になくならないとわかって、後に、私の強い信念となったのである。次の記録を見ると、すでにそうした直観が萌芽的に見られるのである。?六月十四日この夜は、何の夢も見なかった。あるいは、覚えていないのかもしれない。というのは、一晩中、夢を見ないとは考えられないからである。??六月二十八日夢なし、何も夢に見なかった。どんなに頭蓋を覗き込んでも無駄である。コノ夜、ドンナ夢ヲ見タカ思イ出セナイ。??七月七日?夢の思考の特殊性を述べた後で)このことから、私は、起きているとき