アラブカラコンニチハ2

アラブからこんにちは2

異国に幸福を探す  

ハムダなおこ 著

発売日 2023/10/25

判型 四六判   ISBN 978-4-336-07556-7

ページ数 412 頁   Cコード 0095

定価 2,750円 (本体価格2,500円)

【内容紹介】

アラブ人も日本人もみんな幸福を探している!

前著『アラブからこんにちは』から10年が経ち、すでにUAEには後進国だった影はない。世界で最も搭乗客の多い空港、最も物流量の多い港、最も若い女性大臣を持ち、人口の9割にもなる約200の国からの外国人と、平和に安全に共存している。最先端のAI技術と、高い検挙率の警察組織があり、新型コロナ禍においては厳格なルールを敷いて、世界で最も早く経済的に回復した。中東アフリカで初めての万国博覧会を成功させ、世界に先駆けて週休二日半を定め、宇宙航空研究所から宇宙ステーションに飛行士を送り出し、原油国ながら世界最大級の原子力発電所と太陽熱発電所で発電している。
この激変のなかで人々は幸せなのか。個々人はどんな幸福を探しているのか。ゆっくりだが確実に個人の‘好き’を享受することが許され始めた社会で、若者は何を追いかけるのか。著者も自分なりの幸福を探す旅に出る。

【著者紹介】

ハムダなおこ (ハムダナオコ)

日本UAE文化センター代表、エッセイスト。1989年、早稲田大学文学部文芸科卒。1990年にUAE男性と国際結婚しUAEに移住。3男2女をもうける。2005~09年、アラブ・イスラームの生活について勉強会を主宰。その後、日本人に向けて講演・エッセイなどでUAE社会を紹介し続ける。2008年、日本UAE 文化センターを創設。日本文化をUAE地域社会に、UAE文化を日本社会に伝える活動を続けている。
著書に『アラブからこんにちは』(国書刊行会、2013年)、『アラブからのメッセージ』(潮出版社、2015年)、『ようこぞアラブへ』(国書刊行会、2016年)、『アラブに自殺、イジメ、老後不安はないーームスリムにならう幸福の見つけ方 』(国書刊行会、2021年)など。訳書に『シャヒード、100の命』(インパクト出版会、2003年)。
2012年、第8回「文芸思潮」エッセイ賞受賞。2015年、第3 回「潮」アジア・太平洋ノンフィクション賞受賞。