新編 日本幻想文学集成 7

シンペンニホンゲンソウブンガクシュウセイダイナナカン

新編・日本幻想文学集成 第7巻

三島由紀夫/川端康成/正宗白鳥/室生犀星 著
橋本治/松山俊太郎/矢川澄子 編

発売日 2017/08/23

判型    ISBN 978-4-336-06032-7

Cコード 0390

定価 6,380円 (本体価格5,800円)

シリーズ: 新編 日本幻想文学集成 (シンペン ニホンゲンソウブンガクシュウセイ)
幻視の作家たちが備える幻想の特質をあますところなく伝える、ユニークな文学全集! 明治以降現代までの物故作家の中から、幻想文学の小説家として重要な作家を選出し、全33巻構成で集大成した《日本幻想文学集成》。その旧版を4ないし5作家ごとに1冊にまとめ、さらに新たな作家4人を追加した増補巻1巻とあわせた全9巻を《新編》として刊行いたします。 計13人の編纂者が各作家を担当する責任編纂制で、文庫等に未収録の埋もれた名品、知られざる傑作も数多く収め、また、各巻には編纂者による斬新な解説も収録。

【内容紹介】

明治・大正・昭和の四文豪の幻想--優雅の化身とあがめられる美貌の御息所と高徳の老僧の恋の物語「志賀寺上人の恋」。死後の霊とのかかわりを描く「死者の書」。妖しいラヴレターが次々と波瀾を巻き起す恐怖小説「人生恐怖図」。金魚と老作家の会話でできた超現実的な小説「蜜のあはれ」。他全31編。


【著者紹介】

三島由紀夫 (ミシマユキオ)

川端康成 (カワバタヤスナリ)

正宗白鳥 (マサムネハクチョウ)

室生犀星 (ムロウ サイセイ)

1889年(明治22)生まれ。本名照道。俳号は魚眠洞。1902年、金沢市立長町高等小学校中退。裁判所に給仕として勤めながら俳句、詩作を始める。抒情詩人として名をあげ、戦後は小説家として活躍した。1962年(昭和37)死去。代表作に詩集『愛の詩集』『抒情小曲集』、小説『幼年時代』『性に目覚める頃』『あにいもうと』『杏っ子』、評論『わが愛する詩人の伝記』など。

橋本治 (ハシモトオサム)

松山俊太郎 (マツヤマシュンタロウ)

1930年東京都生まれ。インド学者、幻想文学研究家。英語やサンスクリット語の他、フランス語やアラビア語などにも堪能な「異能の人」。女子美術大学教授、國學院大學講師、多摩美術大学講師、美学校講師などを歴任。

矢川澄子 (ヤガワスミコ)