ゴシック叢書

オトラントノシロ

オトラントの城

発売日 1983/09/01

判型    ISBN 978-4-336-02761-0

定価 1,980円 (本体価格1,800円)

シリーズ: ゴシック叢書
《理性の世紀》18世紀の後半、確実なるものの瓦解を背景に、恐怖とサスペンス、夢とロマンスは、文壇主流からは貶められながらも、今日に至るまで全西欧の文学的感性の在り方を大きく規定してきた。以後の幻想文学の一大源泉となったこのゴシック・ロマンスの古典群から、現代アメリカにおいて幻想的なるものの探求をすすめる《ニュー・フィクション》派までを網羅し、英米文学史を決定的に書き換え、文学を《活性化》する異色のシリーズ。

【内容紹介】

一代の奇人として知られた怪物的ディレッタントたるウォルポールの一夜の夢から生まれた奇怪な物語、中世的、ゴシック的雰囲気にあふれたこの物語こそが、以来半世紀以上に及ぶゴシック・ロマンスの大流行の口火をきったのだ。この記念碑的作品の新訳決定版。

【著者紹介】