スペイン中世・黄金世紀文学選集 7

バロックエンゲキメイサクシュウ

バロック演劇名作集

カルデロン 他著
岩根圀和/佐竹謙一 訳

発売日 1994/07/20

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03557-8

ページ数 339 頁   

定価 4,806円 (本体価格4,369円)

シリーズ: スペイン中世・黄金世紀文学選集
キリスト教徒、回教徒、ユダヤ教徒の三者の共存=葛藤が織りなす知的風土が生み出した独自の中世文学。万人が近代小説の嚆矢と認めるセルバンテスの小説やフランス古典劇に大きな影響を与えたロペらの〈コメディア〉を核とする黄金世紀文学の豊穣……。中世からバロック期にわたるスペインの代表的な小説・戯曲・叙事詩・説話集を集大成した初の古典文学選集。本邦初訳多数!!

【内容紹介】

カルデロンの聖体神秘劇「人生は夢」「世界大劇場」とコメディア「人生は夢」。ティルソ・デ・モリーナ「セビーリャの色事師と石の招客」。ロペ・デ・ベーガ「フエンテ・オベフーナ」。三巨匠の5篇を収録。

【著者紹介】

カルデロン (カルデロン)

岩根圀和 (イワネクニカズ)

1945年生れ。神奈川大学教授。主要訳註書--カルデロン『人生は夢』『名誉の医師』『サラメアの村長』、ロペ・デ・ベーガ『復讐なき罰』(以上大学書林)、ミゲル・デリーベス『赤い紙』(彩流社)ほか。

佐竹謙一 (サタケケンイチ)

アメリカ・イリノイ大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。南山大学名誉教授。
主な著訳書に、『スペイン黄金世紀の大衆演劇』(三省堂、2001年)、『浮気な国王フェリペ四世の宮廷生活』(岩波書店、2003年)、『概説スペイン文学史』(研究社、2009年)、『スペイン文学案内』(岩波文庫、2013年)、『バロック演劇名作集』(国書刊行会、1994年、共訳)、『スペイン黄金世紀演劇集』(名古屋大学出版会、2003年、共訳)、『ラテンアメリカ現代演劇集』(水声社、2005年)、『カルデロン演劇集』(名古屋大学出版会、2008年)、マンリーケ『父の死に寄せる詩』(『死の舞踏』収録)(岩波文庫、2011年)、エスプロンセーダ『サラマンカの学生 ほか六篇』(岩波文庫、2012年)、ティルソ『セビーリャの色事師 ほか一篇』(岩波文庫、2014年)、『ドン・キホーテ 人生の名言集』(国書刊行会、2016年、共編訳)、モラティン『娘たちの空返事 ほか一篇』(岩波文庫、2018年)などがある。