十八世紀叢書 1

ジデンカイソウロク

自伝・回想録

十八世紀を生きて  

デピネ夫人/アベ・モルレ 著
鈴木峯子 訳

発売日 1997/04/08

判型 A5判   ISBN 978-4-336-03911-8

ページ数 416 頁   

定価 7,700円 (本体価格7,000円)

シリーズ: 十八世紀叢書
「一切の事柄が論議され、分析され、揺り動かされた」啓蒙の時代――十八世紀フランス。本叢書では、十八世紀フランスに関する伝統的な諸研究、すなわち揺り動かされた堅い地殻の表層の実態を提示するのではなく、知の世界の激震によって明るみに出されたこれまで隠されていた次元―地殻に埋もれていた未知の断層の諸層を巡る証言を提供する。斬新な切り口で十八世紀フランスのフロンティアを切り拓かんとする一大叢書である。

【内容紹介】

眼に見えぬ鎖に縛られた、十八世紀の「女の一生」を描いた自伝小説『反告白』。当時の名だたる政治家、貴婦人、フィロゾフ、そしてフランス革命の生の姿を伝える『十八世紀とフランス革命の回想』他を収録。

【著者紹介】

デピネ夫人 (デピネフジン)

アベ・モルレ (アベモルレ)

鈴木峯子 (スズキミネコ)

1943年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。京都産業大学教授。専攻18世紀フランス文学。主要著訳書--『フランス文学/男と女と』(勁草書房、1991、共著)、セガレーヌ『妻と夫の社会史』(新評論、1983、共訳)、アロン編『路地裏の女性史-19世紀フランス女性の栄光と悲惨』(新評論、1984、共訳)、セガレーヌ『家族の歴史人類学』(新評論、1987、共訳)。