1945:もうひとつのフランス 5

ザンガイ

残骸

リュシアン・ルバテ 著
池部雅英 訳

発売日 2002/09/11

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03066-5

ページ数 604 頁   

定価 8,800円 (本体価格8,000円)

シリーズ: 1945:もうひとつのフランス (モウヒトツノフランス)
フランス現代史の闇の領域を構成する彼ら──コラボラトゥール(対独協力者)。すぐれて文学的香りの高い成果をあげながら、その政治的立場ゆえ長らく抹殺のうきめにあった特異な作家たちをとりあげ、文学的代表作ならびにその思想を最も鮮明に反映した証言(ドキュメント)をそれぞれにピック・アップ、大戦間のフランスに従来とは異なった角度から照明をあてた異色の文学・現代史シリーズ。

【内容紹介】

フランスの崩壊からヴィシー政府に至る〈大潰走〉の日々、その表裏両面の真実――フランス=ファシストの赤裸な告白として、占領下、茫然自失の同国に「爆弾」を炸裂させた黙示録的年代記。

【著者紹介】

リュシアン・ルバテ (リュシアンルバテ)

池部雅英 (イケベマサヒデ)

1944年、千葉県生まれ。早稲田大学文学部仏文学科卒業、東京外国語大学大学院仏語学科修士課程修了。現在、信州大学教授。訳書-スリヨ『美学入門』(共訳)、プティフィス『フランスの右翼』、ブラジヤック『七彩』、ポミエ『内なる光景』(共訳)。