1945:もうひとつのフランス 4

ワレラノセンゼンフレーヌゴクチュウノシュキ

われらの戦前/フレーヌ獄中の手記

ロベール・ブラジヤック 著
高井道夫 訳

発売日 1999/08/29

判型 四六判   ISBN 978-4-336-03065-8

ページ数 436 頁   

定価 3,960円 (本体価格3,600円)

シリーズ: 1945:もうひとつのフランス (モウヒトツノフランス)
フランス現代史の闇の領域を構成する彼ら──コラボラトゥール(対独協力者)。すぐれて文学的香りの高い成果をあげながら、その政治的立場ゆえ長らく抹殺のうきめにあった特異な作家たちをとりあげ、文学的代表作ならびにその思想を最も鮮明に反映した証言(ドキュメント)をそれぞれにピック・アップ、大戦間のフランスに従来とは異なった角度から照明をあてた異色の文学・現代史シリーズ。

【内容紹介】

対独協力のかどにより35歳で銃殺刑に処せられた作者の青春と第2次大戦前のフランスを記した代表作と、逮捕、裁判から処刑にいたる半年の間にフレーヌ獄中で書きのこした手記より一部を収録。

【著者紹介】

ロベール・ブラジヤック (ロベールブラジヤック)

高井道夫 (タカイミチオ)

1948年、東京生まれ。上智大学大学院フランス文学博士課程修了。現在、上智大学外国学部フランス語学科教授。著書-『文学における神』(共著)、『キリスト教美術の誕生と展開』(共著)、『現代フランス語辞典』(共著)訳書-アンリ・ボグダン『東欧の歴史』、シャルル・ペギー『悲惨と歎願』(共訳)、ヘルマン・テュヒレ『キリスト教史』(共訳)ほか。