ドラキュラ叢書

ジャンビー

ジャンビー

発売日 

判型    ISBN 978-4-336-02584-5

定価 1,078円 (本体価格980円)

シリーズ: ドラキュラ叢書 (どらきゅらそうしょ)
吸血鬼ドラキュラの故郷は、遠くトランシルヴァニアにある。だが、われわれが陳腐な日常に飽いて伝奇の琴線をたぐり寄せんとするとき、闇からの死者はただちに眼前に姿を現し、崇高の支配的原理である《恐怖》を啓示する。幻想怪奇文学の淵源は、人類の発生とともにあるが、ここに集成を試みんとするのは、ゴシック・ロマンス出現後一世紀を経て、近代的なプロットの洗練をとげた正統《ウィアード・テイルズ》である。従来のこの種のジャンルは末流・亜流のみが紹介され、全貌を窺う由もなかったが、その渇はいまや癒されることになった。

【内容紹介】

最初にして最大の恐怖小説専門誌「ウィアード・テイルズ」が生んだ黄金期の巨匠ホワイトヘッドは、宣教師として西インド諸島の魔術的な日常を体験した異常人であるばかりか、古今の恐怖小説に精通せる稀れに見る読書家でもあった!そのホワイトヘッドが自らの分身たる冒険家ケインヴィンを介して物語る本恐怖小説集は、夜な夜な半死人が彷徨し、人狼たちが血の饗宴をくりひろげるという魔法の島の恐怖を伝え、一読眠られぬ戦慄の夜を読者に突きつける!

【著者紹介】