ドラキュラ叢書

ドラキュラノキャク

ドラキュラの客

発売日 

判型    ISBN 978-4-336-02577-7

定価 1,078円 (本体価格980円)

シリーズ: ドラキュラ叢書 (どらきゅらそうしょ)
吸血鬼ドラキュラの故郷は、遠くトランシルヴァニアにある。だが、われわれが陳腐な日常に飽いて伝奇の琴線をたぐり寄せんとするとき、闇からの死者はただちに眼前に姿を現し、崇高の支配的原理である《恐怖》を啓示する。幻想怪奇文学の淵源は、人類の発生とともにあるが、ここに集成を試みんとするのは、ゴシック・ロマンス出現後一世紀を経て、近代的なプロットの洗練をとげた正統《ウィアード・テイルズ》である。従来のこの種のジャンルは末流・亜流のみが紹介され、全貌を窺う由もなかったが、その渇はいまや癒されることになった。

【内容紹介】

怪奇小説の最高峰と絶讃を博した名篇『吸血鬼ドラキュラ』の作者、ストーカー異色の短篇集。「判事の家」「牝猫」「ジプシーの予言」など、戦慄と恐怖に彩られた傑作9篇を完全収録した怪奇ファン枕頭の書。

【著者紹介】