バベルの図書館 4

カフカ  

カフカ  

禿鷹  

カフカ 著
池内紀 訳

発売日 1993/05/08

判型 A5変型判   ISBN 978-4-336-02559-3

ページ数 134 頁   

定価 1,815円 (本体価格1,650円)

シリーズ: バベルの図書館
イタリア、フランス、ドイツ、スペインで刊行された国際的出版物の日本語版。現代文学の巨匠J.L.ボルヘスが編集、各巻にみずから序文を付した、夢と驚異と幻想の全く新しい「世界文学全集」。ポー、カフカ、ドストエフスキーからアラビアン・ナイト、聊斎志異まで、文学のすべてがこの30冊のなかに! イタリア・オリジナルの装幀。

【内容紹介】

アフリカの黄金海岸で捕獲された1匹の猿が、さまざまな訓練・授業によってヨーロッパ人の平均的教養を身につけ、自らの半生をアカデミーに報告する(「ある学会報告」)。悪夢の世界を現出する短篇11篇。

【著者紹介】

カフカ (カフカ)

1883-1924。チェコスロバキア、プラハ生まれの小説家。「変身」 「審判」 「城」。

池内紀 (イケウチオサム)

1940年生まれ。東京大学大学院修士課程修了。ドイツ文学者。主要著訳書:『ウィーンの世紀末』白水社(1981年)、『温泉』白水社(1982年)、『恋愛読本』彌生書房(1984年)、『猿飛レゲンデ』沖積舎(1985年)、ブライ『同時代人の肖像』法政大学出版局(1981年)、アメリー『罪と罰の彼岸』法政大学出版局(1985年)など。