世界探偵小説全集 2

ダイニノジュウセイ

第二の銃声

アントニイ・バークリー 著
西崎憲 訳

発売日 1998/01/13

判型 四六変型判   ISBN 978-4-336-03672-8

ページ数 354 頁   

定価 2,563円 (本体価格2,330円)

シリーズ: 世界探偵小説全集
1920~40年代、英米の本格探偵小説は、クイーン、カー、クリスティーら輝かしい才能の登場とともに黄金時代を迎えた。不可能犯罪、アリバイ破り、名探偵の活躍。魅力的な謎、巧みなミスディレクションと論理のアクロバット。パズラーの頂点をきわめた本格派の傑作をはじめ、不当にも紹介の遅れていた巨匠の代表作、幻の名作を多数収録、永遠のクラシックを厳選して贈る夢の探偵小説コレクション!!

【内容紹介】

探偵作家の邸で行なわれた殺人劇の最中、本物の死体が転がり出した。殺されたのは名うてのプレイボーイ。現場の誰もが動機を持っていた。二転三転する展開、巧妙なプロットと驚くべき結末。

【著者紹介】

アントニイ・バークリー (アントニイバークリー)

1893年~1971年。オクスフォード大学卒業後、第一次世界大戦に陸軍大尉として従軍。その後雑誌『パンチ』の常連寄稿家としてユーモア小説などを発表し、1925年に「?」名義で出版した『レイトン・コートの謎』が評判となる。以降革新的な作風で推理小説を量産、人気を博した。

西崎憲 (ニシザキケン)

1955年青森県生まれ。作家、翻訳家、アンソロジスト、音楽レーベル主宰。著書に『世界の果ての庭』(東京創元社)、『蕃東国年代記』(新潮社)『ゆみに町ガイドブック』(河出書房新社)、『飛行士と東京の雨の森』(筑摩書房)。訳書にA・バークリー『第二の銃声』(東京創元社)、『ヴァージニア・ウルフ短篇集』G・K・チェスタトン『四人の申し分なき重罪人』『エドガー・アラン・ポー短篇集』『ヘミングウェイ短篇集』(以上ちくま文庫)編訳書に『短篇小説日和』『怪奇小説日和』(ちくま文庫)がある。